中国国内のネットセキュリティ大手・奇虎360のインターネットセキュリティセンターは11日、国内初のモバイルペイメント(携帯端末を利用した決済)に関する報告「中国モバイルペイメント安全報告」を発表した。報告によると、2013年、中国でモバイルペイメントを利用した人は、前年比126%増の1億2500万人に達した。モバイルペイメント市場では、アリペイ(支付宝)が圧倒的なシェアを占めている。新京報が報じた。
奇虎のモバイルゲーム配信サイト「360手機助手」のダウンロードデータや第三者データを換算した結果、決済、バンキング、金融証券など各種モバイル向けアプリのダウンロード件数は累計4億件に達した。このうち、決済アプリ「アリペイ・ウォレット」のシェアは58%と、全モバイルバンキングユーザー向けアプリ(27%)の2倍を上回った。
国内外の銀行大手各社が展開しているモバイルバンキングアプリは170種類を超える。このうち、利用者数の多いトップ5は順次、建設銀行、工商銀行、交通銀行、招商銀行、農業銀行のモバイルバンキングだった。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月13日