第37回米国耳鼻咽喉科学会年次総会が、このほど米サンディエゴで開催された。中国人民解放軍総医院耳鼻咽喉頭頸外科主任の楊仕明教授は、同病院が20年間に渡り実施した1681件の電子蝸牛移植手術および、中国の人工聴覚移植の現状について報告した。また同病院が研究開発に加わった、中国製電子蝸牛の臨床応用および普及の状況を、国際的な会議で初めて紹介し、世界の同業者から注目を集めた。人民日報が伝えた。
欧米の同業者は、中国の聴覚移植技術が得た成果を評価し、中国の人工蝸牛移植技術は世界先進水準に達したとの見方を示し、中国製電子蝸牛に対して共同開発の強い意向を示した。同製品の臨床効果は、最低でも十数万元(日本円で200~300万円前後)に達する輸入製品と比べても差がなく、2013年にインド、パキスタン、トルコ、スペイン、ブラジル、フィリピンなどの国に輸出された。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月16日