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猛毒を持つヒマラヤハブ、世界初発見の新種に

 2014年04月18日11:24
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 チョモランマ国家級自然保護区では現在までに499種の脊椎動物が確認されているが、そのうちヒマラヤハブなどの新種が世界で初めて発見された。人民日報海外版が伝えた。

 チョモランマ自然保護区管理局から2010年10月に委託を受け、華南瀕危(絶滅危惧)動物研究所、成都理工大学などの部門が調査チームを発足し、チョモランマ自然保護区の野生動植物を対象に3年間の科学調査を実施した。これは自然保護区の内陸野生脊椎動物および植物を対象とする、系統的かつ詳細な調査で、範囲は3万2000平方キロに達した。また、チョモラン自然保護区が国家級自然保護区となってから20年来で、最も全面的な野生動植物を対象とする調査となった。

 調査の担当者の一人、華南瀕危動物研究所動物生態・回復研究開発センターの胡慧建センター長は、「新種発見は、今回の調査の最大の成果だ。これまでチョモランマ自然保護区の調査で記録された脊椎動物は360余種であったが、今回の調査ではすでに499種の脊椎動物が確認されている。そのうち内陸野生動物が491種、魚類野生動物が8種に達する」と説明した。

 胡氏は、「今回の調査では、世界初の新種が発見された。自然保護区内の南の谷で、猛毒を持つヒマラヤハブが発見された」と語った。この成果は国際的な学術誌「Asian Herpetological Research」に掲載された。

 チョモランマ国家級自然保護区は1988年に成立された。面積は約3万4000平方キロメートルに達し、最高標高地点は8844メートル、最低標高地点は1800メートル、平均標高は4200メートルに達し、世界最高、落差最大の自然保護区となっている。保護区内では主に、世界で唯一無二の高山生態システムを保護している。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年4月18日

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