シェールガスの効果的な開発は、中国のエネルギー供給の矛盾を緩和し、エネルギー安全を保障する重大な戦略的需要だ。国家重点基礎研究発展計画(973計画)の、超臨界二酸化炭素によるシェールガス高効率開発の強化を目指すプロジェクトがこのほど始動した。武漢大学動力・機械学院の李暁紅院士が、その首席科学者に就任した。新華網が伝えた。
シェールガスはシェールから回収されるガス、重要な非在来型天然ガス資源で、超臨界二酸化炭素技術を利用しシェールガスの開発を強化することは、世界的にも最先端の研究分野となっている。同プロジェクトの研究を進めることで、中国のシェールガス資源高効率開発に新たな手段が提供される。
同プロジェクトは超臨界二酸化炭素による掘削、水圧破砕、シェールガス変換のメカニズムなどの基礎理論の研究と重要技術の把握により、最終的に超臨界二酸化炭素技術によるシェールガスの高効率開発の強化に関する理論と技術を形成し、中国のシェールガス高効率開発および二酸化炭素の大規模な排出削減に重要なサポートを提供し、関連学科の発展を促すことになる。
武漢大学が同プロジェクトの最大の担当部門で、重慶大学、中国石油大学(華東)、中国石油化工股フェン有限公司石油物探技術研究院、中国科学院武漢岩土力学研究所などの7機関と協力し研究を進める。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月25日