中国農業科学院北京畜牧獣医研究所と湖南中本智能科技発展有限公司はこのほど北京で、「単胃動物模擬消化システム、同システムに基づく単胃動物の消化の想定方法」という発明特許の独占使用合意書を締結した。試算によると、同特許の普及後、豚・家禽類の飼料の利用効率が3%以上改善され、飼料業の原材料使用コストが年間180億元(約2934億円)以上節約されることになる。経済日報が伝えた。
同研究所の張子儀院士は2004年より、趙峰副研究員ら科学者を指導し、生体工学の理論により同特許を発明し、単胃動物(豚、鶏、鴨)の模擬消化システムを開発し、飼料の利用効率を3%以上改善した。同成果はすでに農業を産業化させた多くの大手国営企業で試用されており、その社会的な効果は業界内の同業者から好評を博している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月15日