映画「帰来(Coming Home)」の上映後は涙モードのスイッチが入った。陸焉識、馮婉瑜夫妻の遭遇は多くの人を感動させ、スピルバーグ監督も1時間近く涙を流し、ノーベル賞受賞者の莫言氏も泣きはらした目を見せた。カンヌでの「帰来」上映で、多くの外国人観客も涙を流したという。「泣く」と言えば最も感情的だったのは、主演の鞏俐(コン・リー)で、カンヌでの「帰来」初上映の日には何度も感極まった様子を見せた。信息時報が伝えた。
日中の「帰来」の記者会見で鞏俐は同作品の字幕翻訳を担当した張芸謀監督の娘張末と抱き合い、見守る人々は彼女の目が潤んでいたのを目撃した。夜の「帰来」初上映では、会場の観客の拍手の中で鞏俐が感動して涙を流し、張芸謀(チャン・イーモウ)監督や陳道明(チェン・ダオミン)とハグを交わした。その後、祝賀パーティーでは、車から降りた彼女は電話で話しながら、涙を流していた。
鞏俐はなぜ何度も涙を見せたのか。映画が好評のためなのか、それとも自分も感情に翻弄されて思わず涙を見せたのか。香港メディアによると、涙の原因を尋ねられた彼女は「今夜は感慨深くて、本当に忘れられない」とだけ語ったという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月23日