夏になると蚊が出て、うっとうしい思いをさせられる。蚊を追い払うため、各家庭は蚊よけのさまざまな製品を使用する。都市部と異なり、農村の蚊は大きく数も多い。条件が限られているため、農家の蚊よけの手段は少なく、悩みの種になっている。ところがこのほど、浙江省温嶺市に「蚊よけの達人」が登場した。彼が発明した蚊よけの神器「スペクトル蚊取り器」は効果が抜群で、蚊の密集する家畜の飼育場で使えば、一晩で5万匹の蚊を殺すことができる。現代金報が伝えた。
蚊よけの達人と呼ばれる施金馳さんは、温嶺市の山村で暮らす農家だ。施さんは、家畜農家の被害を減らそうと、開発を思い立ったという。長年の実践と研究により、施さんは「スペクトル蚊取り器」を発明し、国家発明特許を取得した。この蚊取り器は見た目は提灯のようで、上部には灯火、底にはファンが取り付けられている。施さんは、「私が発明した蚊取り器は、蚊が好む匂いと特殊な紫外線を出す。蚊がおびき寄せられると、底のファンが容器内に取り込み殺してしまう」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月1日