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中国の作家・方軍氏が「蘆溝橋事件」と最後の事件体験者について語る (3)

人民網日本語版 2014年07月03日08:46

抗日戦争の歴史と元兵士に高まる関心

司会者:時が経つにつれ、抗日戦争を体験した老人が次々とこの世を去っています。私たちはこのような貴重な歴史的資料をどのように発見し、保護していくべきでしょうか。

 方軍:私個人ができることには限りがありますが、中国の民間には同じようなことをしている人がたくさんいます。例えば四川省の樊建川さんは、テーマの異なる記念館26館からなる巨大な博物館群を設けています。最近も新たに、中国侵略日本軍をテーマとした記念館を設けました。中国侵略日本軍の中国での犯罪を展示したものです。

 南京の呉先斌さんも個人の力で南京民間抗戦史料館を建てました。南京大虐殺で犠牲となった同胞とその時期の苦難の歴史を記念するものです。

 「我們愛老兵網」というウェブサイトも作られました。サイト理事長の裘黎陽さんは、数百万元(1元は約16円)を集めて元兵士を援助するという立派な事業を行っています。このほかにも「関愛抗戦老兵網」、孫冕さんが作った「無冕愛心網」など、全国的に有名なウェブサイトが多くあります。これらの人々は、歴史を伝承するという大きな歴史的責任を担っていると思います。このような真実の人の真実の事、彼らの口述史を残すことは、非常に貴重なことです。こうした生きた戦争の体験者はますます少なくなっているからです。


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