2014年7月29日  
 

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盧溝橋事件77周年 建川博物館館長が見る抗日戦争 (3)

人民網日本語版 2014年07月11日12:51

▽800万点余りの収蔵品が送る「平和」のメッセージ

司会者:博物館の収蔵品は800万点余りにのぼると聞いています。これは本当ですか。

樊建川:本当です。そのうち329点は国家一級文物(文化財)に指定されています。私達の博物館の収蔵品数は確かに膨大です。

 来年9月3日に一般開放予定の中国侵略日本軍罪行館では、中国でこれまでに例を見ない独特な陳列方法を取っています。年ごとの展示です。例えば1931年の展示ホールでは、1931年に日本の各支部隊(例えば関東軍)が何をしたかがわかります。1932年以降もそれぞれ展示ホールがあり、1937年の盧溝橋事件、1938年の複数の大型戦闘も扱われています。これが1945年の日本の投降まで続きます。これら十数の展示ホールは、年ごと月ごとに日本軍の犯罪を紹介しています。重慶爆撃や731細菌部隊、慰安婦問題、南京大虐殺も含まれています。

 この展示館の資料はすべて日本から来たものです。私が日本で収集した、中国侵略日本軍の兵士が故郷の家族に送った手紙も数千通あります。これらの手紙からは、日本の軍人も妻を思い、両親を思い、収穫を願い、暮らしが豊かになることを願っていたことがわかります。日本兵を「日本鬼子」と言いますが、彼らももちろん鬼ではありません。しかし14年間の中国侵略戦争によって、彼らはどうしてこれほど残忍になり、人の道に外れる惨劇を生み、人間性を喪失してしまったかといえば、軍国主義に蝕まれた結果です。

 この中国侵略日本軍館の建造にあたっては、日本人の友人が多くの関心と支援を寄せてくれました。日本で最高の建築家が設計を請け負ってくれましたし、数多くの日本人元兵士も私を助けてくれました。村山富市元首相も、「一衣帯水、永遠平和」という言葉を記してくれました。さらに多くの日本人が大量の翻訳を手伝ってくれました。彼らは言います。「樊館長、私はあなたの理念『平和のために戦争を収蔵する』に賛同します。歴史は事実であり、私達はこれを正視しなければなりません。歴史を正視して初めて、中日両国の永遠の不戦を実現できます」。これはとてもよい考えだと思います。こうした認識を持つべきです。


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コメント

最新コメント

鶴次郎   2014-07-17126.186.40.*
安倍総理はもっと歴史を勉強した方がいいと思います。そして中国韓国の国民に対して謝罪した方がいいと思いますそれが対話の始まりだと思いますが?
宮田聡美   2014-07-11113.96.151.*
磯崎氏の高い志に比べれば、私の日中友好の願いなど微々たるものですが、行きますとも。心は重いですが、必ず行きます。