2014年7月15日  
 

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ドイツ代表、ビッグデータが「12人目」の選手に (2)

人民網日本語版 2014年07月15日10:55

自チームを理解した上で、ドイツ代表は相手チームの技術データを分析し、その結果に基づき戦術を調整した。ビアホフ氏は、「フランス代表との試合前、ドイツ代表は(データ分析により)フランスがMFを重視しているが、両翼に隙があることを知り、そこを攻めることにした」と例を挙げた。

準決勝で開催国のブラジルを退け、決勝戦でアルゼンチンを破りトロフィーを獲得したドイツ代表は、十分に準備を整えていた。ドイツ代表は2年前、ケルンの体育大学と提携を開始した。同校の約50人のスポーツを専攻する学生による研究チームは、南米のチームと選手の関連データを分析した。

これらの分析は、相手チームのほぼすべての面に及ぶ。例えばブラジル代表の分析では、選手のプレッシャーを強いられた場面での状態、得意な攻め方、ファウル後の反応などが分析された。ドイツ代表アシスタントコーチのフリック氏は、ブラジルの現地メディアに対して、「研究チームは、各チームの報道、すべての些細な点など、相手チームの大量の研究を行った。これらのデータ分析は相手チームを理解する一助となり、戦術や試合前の準備に非常に役立った」と語った。

また選手が電子機器による交流を好むことから、ドイツ代表のコーチは技術提携先の協力により、アプリを使い選手の技術データ、試合中の状況、ソリューションプランを各選手に送り、自らの技術と戦術、試合でのコンディションを全面的かつ詳細に把握・調整できるようにした。ビアホフ氏は、「昔のように、90分のビデオを見るより効果的だ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年7月15日


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