2014年7月17日  
 

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テスラ車でセキュリティホール発見 スマート機器は安全か (2)

人民網日本語版 2014年07月17日09:29

「パソコンや携帯電話だけがハッカーの攻撃対象だと考えてはいけません。スマートトイレも攻撃のターゲットになります」。ある技術オタクは、会場に置かれたスマート便座を指して、ハッカーはこの便座を瞬間的に音楽噴水に変えてしまうと説明した。

スマート家電へのハッキングはすでに始まっている。コンピュータセキュリティ研究企業「Proofpoint」は昨年末、ネットワークにつながれた家電設備に感染して数十万通の悪質な電子メールを送ることができる新型ボットネットを発見した。スマート家電のネットワーク攻撃が実証されたのはこれが初めてだ。

▽攻撃をいかに防御するか

データ分析機構「IDC」の予測によると、ネットワークに連結されるスマート機器は2020年には2000億台に達する。現在は約50億台にすぎず、そのうち約10億台がパソコン、20億台が携帯電話またはタブレット、20億台が温度調整やネットワークカメラなどの設備となっている。

著名なモバイル分析企業の「Flurry」の報告によると、中国はすでに米国を超え、世界最大のスマート機器市場となっている。

これらの機器を守る任務は重い。多くの機器は処理能力が限られ、通常の悪質プログラム対策のソリューションが使えない。機器のセキュリティはこれまで、パスワードやデフォルト設定のユーザーによる変更に依存していた。機器は一般的に開放されることなく、家庭の無線ネットワークの保護も奨励されていた。

360社の首席科学者の蒋旭憲教授によると、攻撃者がこのようなホールを利用して攻撃を成功させる可能性は非常に低く、現在はいずれもコントロール範囲内にある。例えばもしも車の持ち主が上述のようなリスクを心配するのであれば、テスラ車内の設置で遠距離アクセスをオフにすることで潜在的な危害の発生を効果的に回避できる。(編集MA)

「人民網日本語版」2014年7月17日


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