中国は反腐敗闘争を引き続き強化しているが、事実とは異なる、人心をかき乱すような悪質なデマを捏造してネット上に流布し、ゆゆしき悪影響を社会全体にもたらす不届き者は、まだ根絶されていない。中国公安部門が20日に明らかにしたところによると、公安機関はこのほど、ネット上でデマを捏造・流布したネットユーザー2人について、法に基づき刑事拘留処分とした。またデマを捏造・流布した疑いのある37人のネットユーザーを、治安管理処罰および教育的訓戒に処した。人民日報が伝えた。
7月15日、北京のネットユーザー馬容疑者と海南のネットユーザー裴容疑者は、「微博(ウェイボー)」上に、「明日の午前、XXXついに逮捕か・北京から上海の上空には軍事管制が敷かれている」「上海港を出港する船舶は軒並み遅延している。この背後には、XXXの逮捕にあたり、逃走や抵抗を防ぐという目的がある。また、軍事演習を名目に、空港も閉鎖された」というデマを投稿した。このデマがネット上で広まり、多大なるマイナス影響がもたらされた。公安機関は速やかに調査に着手、馬容疑者と裴容疑者を刑事拘留処分とした。
通達によると、公安機関は、「反腐敗」をめぐる話題に乗じて事実を捏造し、他人を誹謗するようなデマ情報をでっちあげて流布したネットユーザー37人に対し、治安管理処罰や教育的訓戒処分を科した。
公安部門はネットユーザーに対し、法律法規を遵守する意識を高く持ち、デマを信じず、デマを広めず、デマを見つけたら速やかに通報するように努め、健全なインターネット環境と良好な社会秩序を共に守るよう呼びかけている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年7月21日