2014年8月1日  
 

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人民網日本語版>>経済

ビッグデータ時代にプライバシーなし (2)

人民網日本語版 2014年08月01日08:29

アップルの釈明によると、この技術は診断機能サービスに利用されるものであり、企業の情報部門や開発者、およびアップルに故障情報を提供するためだけにあり、ユーザーのプライバシーやセキュリティへの影響はないという。

この回答には多くの疑問が寄せられた。セキュリティ産業のアナリストによると、開発者が使用できるなら、法執行機関もこのツールを利用できるという。情報機関もこのツールを利用できるのではないかと推測する人もいる。昨年に米国でアメリカ国家安全保障局(NSA)による個人情報の収集を告発したエドワード・スノーデン氏はかつて、NSAはiPhoneの電源が切れている状態でマイクを通じて盗聴ができることを明らかにした。このことは後に専門家により確認された。

情報漏洩事件により、アップルは再び集団訴訟に直面することになった。これまでにもユーザー情報の漏洩などが理由で、訴えられている。

▽携帯電話アプリはどれも越権行為

iPhoneから離れようとするユーザーは、高速インターネットのスマートフォン時代には、本当に安全な島はないことを知ることになる。

360公司がこのほど発表した携帯電話のセキュリティ報告書によると、多額の料金請求、個人情報の漏洩、悪意ある料金引き落としが悪意をもったソフトウエアがスマートフォンにしかける主な攻撃だ。グーグル系アンドロイドプラットフォームでは、感染件数がのべ1137万件にも達する。2013年上半期には、新手の携帯電話を対象とした悪意あるソフトの97%はアンドロイド由来だった。

瑞星軟件公司のセキュリティ専門家の唐威氏は。「技術的側面からいって、このようなユーザーの個人情報をこっそり収集するという能力はアップルの『専売特許』ではない」と話す。

セキュリティの技術者によると、現在、スマートフォンのソフトを通じてユーザーの個人情報が漏洩するケースがますます増えている。監督管理部門がプライバシー保護を後押ししていないこと、関連の法律が未整備であることが原因だという。


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