2014年8月8日  
 

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エボラウイルスとは?

人民網日本語版 2014年08月08日15:12

エボラウイルス(モノネガウイルス目フィロウイルス科に属するウイルスの1属)は人類と霊長類のエボラ出血熱を引き起こす急性のウイルスで、致死率は50−90%と高い。主な死因は脳卒中、心筋梗塞、乏血性ショック。ウイルスの名称は、コンゴ民主共和国(当時ザイール)のエボラ川で発見されたことにちなんでおり、モノネガウイルス目フィロウイルス科に属するウイルスの1属の総称となっている。

エボラウイルスはフィロウイルス科に属する繊維状の極めて稀なウイルスで、1976年にスーダン南部、ザイール(現在のコンゴ)のエボラ川で存在が確認されてから、医学界に注目・重視されてきた。

エボラウイルスは人類と霊長類のエボラ出血熱を引き起こす急性のウイルスだ。エボラ出血熱は世界で致死率が最も高いウイルス性出血熱で、感染者の症状は同じくフィロウイルス科のマールブルグウイルスに似ている。吐き気、下痢、肌の色の変化、全身痛、体内出血、体外出血、発熱などの症状が出る。

世界保健機関(WHO)が発表した最新のデータによると、世界ではすでに1100人が同ウイルスに感染しており、793人の死者が出ている。医学界ではエボラウイルスを予防できるワクチン、ウイルス源が見つかっておらず、効果的な治療方法も確立されていない。

エボラウイルスのバイオセーフティレベルは4(エイズは2、SARSは3、レベルが高いほど警戒が必要)。ウイルスの潜伏期間は2−21日に達するが、通常は5−10日で発症する。

「人民網日本語版」2014年8月8日

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