習主席　ユースオリンピック開幕式に出席

第2回ユースオリンピック競技大会（南京ユースオリンピック）が16日に江蘇省南京市で開幕した。開幕式には習近平国家主席が出席し、開幕を宣言した。

午後8時5分になると入場が始まり、203カ国・地域のオリンピック委員会の旗と選手たちが次々に入場した。開催国中国の代表団が最後に入場し、習主席が立ち上がり手を振って応えると、拍手や歓声がうねりとなって会場に響いた。中国代表団は180人、うち試合に出場する選手は123人で、今回最も選手数の多いチームだ。

国際オリンピック委員会（IOC）のトーマス・バッハ会長はあいさつの中で、中国政府、江蘇省、南京市が今回のユースオリンピックのために心を込めて準備を進めてきたことに感謝の意を表するとともに、選手たちがこの若い世代のためのオリンピックで思う存分活躍することを願うと述べた。

午後8時51分になると、習主席が「第2回ユースオリンピック競技大会を開幕する」と宣言した。

開幕式には海外から多数の来賓が出席した。主な顔ぶれは、シンガポールのトニー・タン大統領、ブルンジのピエール・ンクルンジザ大統領夫妻、フィジーのラツ・エペリ・ナイラティカウ大統領、モルディブのアブドッラ・ヤーミン・アブドゥル・ガユーム大統領、モンテネグロのフィリップ・ヴヤノヴィッチ大統領夫妻、モナコ元首のアルベール2世、バヌアツのジョー・ナトゥマン首相夫妻、国際連合の潘基文（パン・ギムン）事務総長、IOCのジャック・ロゲ名誉会長夫妻など。

ユースオリンピックはロゲ名誉会長がIOCの前会長を務めていた時に提唱してスタートしたもので、若い世代に五輪の価値観と理念を伝えることが狙いだ。今回はゴルフとラグビーが新たに加わり、28競技222種目が行われる。協力の精神を奨励するため、組織委員会は12競技で国や地域をまたがる混合チームが出場する15種目を設定した。また今回は文化教育活動20種目も行われる。

ユースオリンピックは28日に閉幕する。（編集KS）

「人民網日本語版」2014年8月17日