新中国成立65年に際して、日本各界の友好人士は人民網日本株式会社を通じて人民網の読者に祝福のコメントを寄せ、また中日両国は努力によって早く「曇り空」から抜け出し、「晴天」を迎えるよう願っています。
中国の国慶節に寄せて、日本国際協力機構(JICA)を代表し、心よりお祝い申し上げます。
中華人民共和国成立から65年、特に改革開放以降30年の間、世界情勢も大きく変化する中、中国は特色ある社会主義発展の道を切り開き、経済・社会面で大きな成果を収めました。
JICAは、日本の政府開発援助(ODA)を担う専門機関であり、技術協力や長期返済・低金利の融資である円借款の供与等を通じて、世界150以上の国と地域を対象に支援を展開しております。日本のODAは1954年に開始し今年は60周年の節目を迎えておりますが、世界の平和と安全、貧困の撲滅、環境保全、グッドガバナンスの実現に向けた取り組みを推し進めて参りました。
中国においては、1979年以来、35年に亘る経済協力を通じて、中国の改革開放支援、貧困撲滅、環境保護の推進等、その時々の中国の開発課題に取り組んで参りました。またその間、JICAの取り組みを通じて、約9,000人の日本人と約35,000人の中国人が日中を往来し、相互理解を深めて参りました。
今後も、経済成長と環境保全の両立や、都市化、高齢化問題等、日中が共通して抱える課題について、日中協力を通じて解決を図り、日中友好に貢献して行きたいと考えております。中国の今後のますますのご発展、皆様のご健勝と、ご多幸を祈念し、私の挨拶とさせていただきます。
改めて、国慶節おめでとうございます!
日本国際協力機構 中国事務所長
小中鉄雄