中国共産党中央軍事委員会の機関紙「開放軍報」の記者の「微博」(ウェイボー)がこのほど伝えたところによると、習近平主席の承認を受けて、同委は近く「軍隊の情報セキュリティ活動の一層の強化に関する意見」を通達するという。同意見は新たな情勢における党の「強軍」という目標に従い、現在と今後しばらくの間の軍隊の情報セキュリティをめぐる取り組みの指導思想、基本原則、重点活動、保障措置を打ち出したものだ。全軍と武装警察部隊が行う情報セキュリティ活動・建設に重要なよりどころを提示するものでもある。中国新聞網が伝えた。
同意見は、各レベルの機関が情報セキュリティの全体的な設計、活動の統括、総合的な管理を強化する必要があるとする。また情報セキュリティ活動は党委員会が統括し、主管部門が主管し、関連機関が協力するとの方針を堅持し、情報セキュリティの理論研究を深化させ、情報セキュリティをめぐる法律・基準のシステムを整え、情報セキュリティをめぐる厚みのある文化を創出し、軍隊の情報セキュリティ活動を新たなステージへと引き上げることが必要だとする。
また同意見は次の点を提起する。情報セキュリティのレベルに基づく保護とリスク評価を全面的に推進し、情報セキュリティの構築と管理を規範化する必要がある。国産の自主化建設のためのアプリケーションを強力に推進する必要がある。情報セキュリティ技術の防御システムを革新発展させ、情報セキュリティの総合的防御能力を効果的に引き上げる必要がある。情報セキュリティの防御力の構築を着実に行い、情報セキュリティの構築管理に人材面での支援を提供する必要がある。ネットにおけるイデオロギーの安全を断固として保護し、ネット上の軍隊に関わる違法な犯罪活動を厳しく取り締まる必要がある。情報セキュリティの総合的監督・コントロールを厳格に実施し、重要な人材、中核的データ、重要設備の安全性を確保する必要がある。情報セキュリティ活動のメカニズムを構築・整備し、ともに取り組み、共同で管理し、健全で秩序をもった活動という局面を形成する必要がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年10月8日