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日本の元記者に右翼の攻撃 寛容さを失った社会

人民網日本語版 2014年10月08日14:28

 日本紙「朝日新聞」が慰安婦報道をめぐって右翼の攻撃を受けているさなかに、かつてこの報道に関わった元記者2人にも攻撃の刃が向けられるようになった。日本の共同通信社の報道によると、最近、この元記者には殺人の予告が頻繁に届いただけでなく、家族がインターネットでさらし者になり、勤めていた大学へも脅迫状がたびたび届き、2人とも辞職を余儀なくされたという。日本メディアの中には、「日本社会はますます寛容さを失っている。異なる価値観をもつ人に対して、ますます攻撃的になっている」と嘆きの声を上げるところもある。「環球時報」が伝えた。

 日本の北海道札幌市の厚別警察署が先月30日に明らかにしたところによると、かつて慰安婦報道に関わったことのある「朝日新聞」元記者の植村隆さん(56)は、2年前から北星学園大学で非常勤講師を務めている。今年2月、メディアでその経歴が報じられると、右翼の攻撃を受けるようになった。警察によれば、今年3月中旬以降、大学には抗議のメールやファックスが大量に寄せられ、植村さんの辞職を要求するだけでなく、「大学を破壊する」という脅迫電話もかかってきた。大学は植村さんとの雇用契約を解消したと発表した。

 もう一人の元記者(67)は、大阪府にある帝塚山学院大学で教授を務めている。共同通信社によると、今年8月から、大学にはこの元記者を辞めさせるよう求めるメールや電話が間断なく寄せられ、「辞めさせなければ学校を破壊する」などと脅迫を受けた結果、この元記者も辞職に追い込まれた。「朝日新聞」の今月7日付報道によると、ネットには2人の元記者を誹謗中傷する書き込みが溢れ、「国賊」、「反日」、「自殺しろ」という言葉もあったという。ネットによる攻撃はその家族にまで及んでいた。植村家の電話番号がネットで公開され、高校に在学中の娘の情報がさらされた。

 「朝日新聞」は今月2日、「大学への脅迫 暴力は、許さない」と題した社説を発表し、学生を人質に取り、異なる意見をもつ者を暴力で威嚇しようとする卑劣な行為を絶対に許さないとした。日本紙「毎日新聞」も3月に社説を発表し、今の日本の世論には異論を認めない不寛容な空気が蔓延しており、このことは日本各地で深刻さを増す「ヘイトスピーチ」の問題に相通じるとの見方を示した。

 日本社会はこうした卑劣な行為に対して立ち上がりつつある。6日には北星学園大と元記者を支援する大学教員や作家たちが、「負けるな北星!の会」を結成。呼びかけ人たちが東京と札幌でそれぞれ記者会見を行い、「学問と言論の自由を守ろう」と訴えた。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年10月8日

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