2012年7月29日、在日中国大使館で開催された、中国人民解放軍設立85周年を祝うパーティーで、「中国人民解放軍軍歌」を歌う筒井重雄氏ら。左から右にそれぞれ小林寛澄氏、水野正昭氏、筒井氏、在日中国大使館武官の徐斌少将。 |
筒井氏は1958年、中国で知り合った妻の美治さんと中国で生まれた男の子と女の子をつれて、18年離れていた故郷に帰った。日本の警察のしつこい嫌がらせを受け、筒井氏は妻の故郷の長野県に引っ越し、果樹栽培を始め、まったく新しい生活を始めた。
生活は質素で、政治的なプレッシャーは大きかったが、筒井氏は日中友好の活動に積極的に取り組んだ。一生のうちでの重要な転換点を記念するため、筒井氏と戦友らは「航七会」を結成した。当時の中国東北の航空学校が1949年に「中国人民解放軍空軍第七航空学校」となったことから付けた名前だった。「航七会」は中日の友好に大きく貢献した。
「日本人八路軍」の筒井氏は、自らの経歴によって次の時代、子孫、より多くの人々に大事なことを伝えている。日中友好は決して平坦な道をたどってきたわけではなく、これを大切にし、守り、歴史の針を決して逆戻りさせてはならない。日中国民の友好が子々孫々に受け継がれて行きますように。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年10月14日