2014年10月17日  
 

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ヨーカ堂西直門店が12月に閉店 1年で3店も (2)

人民網日本語版 2014年10月17日14:57

また李董事長は、「華堂商場についていえば、閉店は同社自身の原因によるものだ。華堂商場は1990年代に中国に進出し、経営では日本式のやり方を堅持し、商品の調達では自社ブランドを重視して直接調達する商品が多かったため、総合スーパーで喜ばれる大手ブランドや人気ブランドが少なかった。これが若い消費者にそれほど浸透しなかった原因の一つだ」と話す。

▽百貨店業にはモデル転換が必要

ここ数年来、総合スーパーの閉鎖が相次ぎ、北京市市場だけでも昨年は王府井ヨーカ堂勁松店、貴友大厦方荘店、三利百貨などが閉店した。小売産業関連サイトの聯商網がまとめた統計によると、今年は上半期だけで総合スーパー12店舗が閉店したという。

総合スーパーはこれからどうなるのだろうか。業界では、総合型ショッピングセンター化と専門店化と2つの方向性があるとされている。北京工商大学貿易経済研究所の洪濤所長は、「規模が大きい総合スーパーはレジャー、娯楽、教育などの機能を付加することができる。規模が小さい総合スーパーは特定分野の商品やサービスに経営を絞り込んで、特色を出す必要がある」と話す。

ヨーカ堂もモデル転換を模索している。前出の責任者は、「昨年に(広東省深セン市の)世貿百貨の地下1階に『食品館』をオープンし、高級輸入食品スーパーを試験的にうち出してみたところ、まずまずの売上だ。このパターンが成功すれば、会社もこれから『食品館』モデルに力を入れることを考えるようになる」と話す。

「人民網日本語版」2014年10月17日


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