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2014年9月22日  
 

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ソニー 巨額赤字予想で株価13%暴落 スマホ苦戦

人民網日本語版 2014年09月22日08:13

日本の電子大手ソニーは17日、モバイル通信分野の業務が不振続きのため、2014年度(2015年3月期)の連結最終損益予想をこれまでの500億円の赤字から2300億円(約21億5千万ドル)の赤字に下方修正した。巨額赤字の情報が伝わった18日、ソニーの株価は1848円に下がって前日比13%低下し、東京証券取引所における過去3年間で最大の低下幅になった。ソニーはリストラや無配などの措置を取って、当面の苦境をやり過ごそうとしている。中国経済網が伝えた。

▽スマホ不振が巨額赤字の主要因

スマートフォン(多機能携帯電話)の売り上げが思い通りにいかなかったことが、ソニーが14年度赤字に陥った主な原因だ。ソニーが17日に発表したコメントによると、14年度にはモバイル通信分野で約1800億円の損失が出る見込みという。7月には14年度のスマホ売上台数予想を5千万台としていたが、これも4300万台に下方修正された。

ソニーによると、ソニーへの信頼感の低下とモバイル通信業務とは関係がある。ソニーはスマホとタブレットコンピューターによる営業収入を高く見積もっていたが、今は戦略の変更を決定し、損失を引き受けることにしたという。

米AP通信の報道によると、ソニーのスマホ事業の発展は苦境に立たされている。アップルとサムスンがハイエンド市場を占領し、中国やアジア諸国のメーカーは安価な端末の市場を独占し、急速に成長する発展途上国を強く引きつけている。日進月歩で変革が進むスマホ市場にあって、ソニーは徐々に遅れをとっている。ブルームバーグ社がまとめた統計データによれば、ソニーの第2四半期(4-6月)のスマホ出荷台数は940万台で、世界のスマホメーカー中9位だった。

▽ソニーの対抗措置はリストラに無配

ソニーの17日の発表によると、外部との競争が激しくなっていること、特に中国企業が競争の圧力をかけてくることから、ソニーの14年度の赤字が大幅に拡大した。今後は携帯電話業務を扱うモバイル通信事業部門で、従業員の15%にあたる1千人をリストラするという。ソニーは株式の配当の見送りも明らかにし、1958年の上場以来、初の無配となった。だが通年の収益予想は7兆8千億元と据え置いた。


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