復旦大学材料科学学部の楊振国教授は29日、新たに開発した両面フレキシブルプリント基板を展示した。この新技術が産業化されれば、先端技術およびフレキシブルエレクトロニクス製品のほとんどが外国企業に独占されるという局面を打破することができる。中国新聞網が伝えた。
楊教授は、「研究チームが開発した加工技術はこれまでの技術と比べ、浪費ゼロ、低汚染、高電気特性、強粘着、両面フレキシブルプリント基板の直接製造といった長所を持つ。最大の長所は環境保護効果で、二つ目の長所はシンプルな加工だ。コストを大幅に削減でき、産業化発展の需要を満たす。これは曲げられるスクリーンの製造と量産化を実現するための前提だ」と指摘した。
楊教授は、「この基板の基礎的な材料は最もシンプルなプラスチックの薄膜で、生産が開始されればさまざまな分野で利用できる。これは現在の電子製品がさらに軽量・薄型になることを意味する。SF映画に登場する紙のようなスクリーンやパソコンが現実になるかもしれない」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月30日