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大学生の「就職氷河期」2015年も続く見通し

人民網日本語版 2014年10月28日15:51

10月に入り、2015年キャンパス就職説明会の開催がピークに入り、各大学では、大型就職説明・面談会が続々と開催されている。「過去最大の就職難」といわれた2013年、「より就職が厳しい年」となった2014年に続き、2015年の大学生の就職情勢がどのように展開するのかは、多くの人が注目するところだ。中国教育部(省)の統計データによると、2014年に全国の大学を卒業した人は727万人に達し、初めて700万の大台に乗った。さらに、2015年大学卒業生は750万人と見込まれ、史上最高記録をさらに更新する模様だ。経済情勢や求人情勢が一向に好転しない状況のもと、大学生の「就職氷河期」は、当分続くと見られる。新京報が伝えた。

教育部はこのほど、最近2年間の就職率が低かった学部専攻学科の名簿を発表した。この背後には、国内の各大学に対し、国家経済や地方経済の発展ニーズを十分考慮しつつ、専攻学科を設置してほしいという国家の要求が潜んでいる。就職率が低かった専攻は、観光マネジメント、社会スポーツ指導・管理、マーケティング、アニメーション、知的財産権、ラジオ・テレビ演出、パフォーマンス、芸術デザイン、アナウンサー・司会、音楽パフォーマンス、電子商取引、貿易経済など15学科。

■専門家による分析: 就職情勢が良好な3つの専攻

国内大手人材サイト「智聯招聘の大学業務を担当する斉放氏は、「需要という点から見ると、現在、就職に有利な大学学部の専攻は、ほぼ3種類に分かれる」と、次の通り指摘した。

第1類はIT関連、通信、インターネット、電子商取引などの大人気の業界。金融関連企業もかなり安定しており、それに関連する会計、財務、貿易関係の専攻も悪くない。

第2類はどの業界にも通用する業務に関連した専攻。たとえば、どの企業にも、財務、販売、人事の部門があり、会計、マーケティング、人的資源に関する学科を専攻した学生には、就職の門戸が大きく開けている。

第3類はアクチュアリー(保険数理師)など、専門人材の数が非常に少ない専攻。このような学科を専攻している学生は、「就職先が見つからない」といった心配は全く無用だ。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年10月28日

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