2014年10月30日  
 

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中国の農村で起きていること、農民の声を伝える李睿珺監督

人民網日本語版 2014年10月30日15:53

中国若手の李睿珺(31、リー・ルイジン)監督の「遥かなる家(原題:家在水草豊茂的地方)」は、23日から31日まで開催されている第27回東京国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた唯一の中国映画となった。同作品の製作関係者らがこのほど、同映画祭に参加し、李監督も取材に応じた。

同作品は、中国北西部の草原で放牧をするユグル族の両親と離れて暮らす兄弟が、夏休みに、父が迎えに来ないため、ラクダにまたがり、親の住む「遥かなる家」をめざす姿を描いている。兄弟の旅の様子を主に追いかけ、中国北西部の環境が悪化している現状や土地開発が現地の住民の生活にもたらした影響なども度々映し出される。兄弟は最終的に、父親を見付けだすが、自然が残る故郷は見付けることができない。

同作品が4作目となる李監督の作品は、主に農村や農民の成長などに注目しており、2010年の「老驢頭(The Old Donkey)」は釜山国際映画祭のニューカレンツ部門にノミネートされ、2012年には「白鶴に乗って(原題:告訴他們、我乘白鶴)」が、ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門のノミネート作品となった。


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