2014年10月28日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

安倍首相に支持率維持策はまだあるのか

人民網日本語版 2014年10月28日15:25

 安倍政権への支持には実は3つの柱がある。「女性」「アベノミクス」、そして軍国の夢だ。だが現時点でこの3本柱はいずれも「骨軟化症」をある程度患っており、安倍政権の支えをぐらつかせている。人民日報海外版が伝えた。

 読売新聞社の実施した最新世論調査では、安倍内閣支持率は10月の前回調査と比べ9ポイント減の53%へと急落した。だがこれは安倍首相にとって悪夢の始まりに過ぎないはずであり、安倍氏の不眠症はさらに悪化しかねない。

■災いを招いた「女性」閣僚

 読売新聞が24、25両日に行った全国調査では、安倍内閣の不支持率は7ポイント上昇の37%となった。新閣僚が政治資金スキャンダルで相次いで辞任したことが、安倍内閣にとって大きな打撃となったことも示された。

 今年9月初め、安倍改造内閣は2つの看板を掲げた。「女性の活力の重視」と「地方経済の再生」だ。9月3日の内閣改造では、過去最多となる5人の女性閣僚を抜擢した。

 内閣改造後の記者会見で安倍氏は5人の女性閣僚について「いずれの大臣もその能力のあるメンバーであると確信している。女性ならではの目線で、日本に新風を巻き起こしてもらいたい」と表明。「女性が輝く社会の実現」を目標に掲げた。

 日本のある評論家は「安倍氏は女性の入閣を強く主張しているのであって、女性を信頼し重んじているのでは決してない。安倍氏は内閣支持率低下の最大の原因は『女性が政治に無関心』なことにあり、多くの女性ファンを引きつけることができれば、内閣支持率は必然的に上昇するはずだと考えているからだ」と鋭く指摘した。

 日本の著名コラムニストの北原みのり氏も「安倍政権が発したのは、女性はもっと産め、もっと働けというメッセージだ。今回の人事を見ると、安倍氏は自分に反対意見を述べない保守派の女性が好きで、野田聖子氏のような自らの明確な主張を持つ女性は好きでないことが分かる」と指摘した。

 ある日本メディアは以前、安倍氏は最終的に女性のせいでつまづくと論じた。案の定、松島みどり法務相が自分を宣伝するうちわ数万本を選挙区で配布したため、「公職選挙法」違反容疑がかかった。かつてメディアに「安倍氏の後継者」と呼ばれた小渕優子経済産業相も政治資金不正使用スキャンダルに巻き込まれた。両氏は20日、安倍氏に辞表を提出した。


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント