韓国・聯合ニュースによると安倍首相は27日、韓国の国会議長と会談した際に「河野談話」を見直す考えはないと述べた。中国新聞網が伝えた。
日本メディアの報道によると、安倍首相は会談で「両国間の議員交流が盛んになり、日韓関係が発展することを期待する」と述べた。韓国の国会議員5人と柳興洙駐日大使、日本側の河村建夫・日韓議員連盟幹事長も同席した。
日本の菅義偉内閣官房長官は先日、日本政府として初めて「河野談話」を公然と否定した。安倍政権は2012年末の発足以来、「河野談話」の見直しによる慰安婦問題の否認を試み続けてきた。今年2月に菅氏は「河野談話」を検証する考えを繰り返し表明。6月に日本政府は「河野談話」調査報告を発表し、韓国の強い批判を招いた。
これについて中国外交部(外務省)は、「慰安婦」強制連行には揺るぎない証拠があり、否認は許されないと明確に表明。韓国の尹炳世外相も、日本の歴史認識問題は「毎週、毎日後退している」と指摘。慰安婦など歴史問題で誠意を示し、適切に解決するよう日本側に促した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月28日