第16回中国国際ハイテク成果交易会(高交会)が16日午前、深セン市で開幕した。今年の高交会には、約50の国と地域の約100組の代表団が参加する。約3000社の出展メーカーが、約1万件のハイテクプロジェクト・製品を展示し、見る者の目をくらませるほどだ。華西都市報が伝えた。
◆「メイド・イン・成都」の無人機が登場
四川代表団は、省内のハイテク企業、科学研究院(所)、大学・専門学校の代表者によって構成され、39件のプロジェクトが四川展示ブースに展示された。展示館に設置された無人機「海巡者」は、人々の視線を引きつけた。
この先進的な小・中型低空近距離無人機は、中航工業成都飛機設計研究所が開発した、正真正銘の「メイド・イン・成都」だ。同機は小型・軽量だが、安全で信頼性が高く、昼夜を分かたず使用でき、6−8時間の巡航が可能だ。同機はまた、さまざまな地形に対応できる「オールラウンド」な情報収集装置でもある。関係者は、「同機は近海支援、気象観測、送電線・光ケーブルの点検などに強い」と説明した。
◆スマートライフ、遠隔操作で電源を切り替え
高交会のスマート都市専門ブースで展示された、未来のスマートライフのデザインは、怠け者にとってはまさに福音だ。ワイヤレススマートコンセントは、リモコンとコンセントに分かれ、Wi-Fiで連結する。同装置はリアルタイムの状況報告の他に、家電の稼働状況を利用者に報告する。複数の時間指定も可能だ。利用者は携帯電話を使うだけで複数のスマートコンセントの管理が可能だ。
この製品は、どのような利便性をもたらすのだろうか?これがあれば、エアコンや給湯器のスイッチの消し忘れを防ぐことができ、1日数十元(1元は約19.0円)の電気代の浪費を回避できる。これがあれば、外出時でも携帯電話を使うことで、夜に屋内の照明をつけ、泥棒を撃退できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月18日