浙江省紹興市内にある1998年に建てられたとある団地は、立地条件が良いことから築年数の古さにも関わらずにそれなりの価格を保っている。
このマンションの6階に住む酈さんは、5階で暮らすここ数年足の不自由な母親のためにと、数十万元(1元約19円)かけて5階直通のエレベータを設置した。一安心したのもつかの間、工事前の説明と比べてマンションに近すぎると、近隣住民から不満が出た。現地の都市計画部門は、酈さんと近隣住民が交渉し、話がまとまらなければエレベーターを撤去するとした。ところが、「わがまま」な酈さんは数百万元を新たに追加し、階下の物件すべてを購入してしまった。
酈さんの両親が暮らす5階より下の階は、3階と4階が同じ世帯、1階と2階がそれぞれ別の世帯の所有で、各階は約150平米ある。酈さんが提示した価格で4階分を購入した場合、少なくとも総額600万元(約1億1000万円)になることから、ネット上で「大金持ちの大わがまま」と揶揄された。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月23日