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中国の大学生、電源を自動オフするコンセントを発明

人民網日本語版 2014年12月24日14:27

モバイルバッテリーは長時間の充電で爆発しやすいといわれるが、それではどうすればよいのだろうか?南開大学電子情報・光学工程学院の儲易さん(大学三年生)は、「自動オフコンセント」を発明し、モバイルバッテリーの安全な充電を可能にした。中国新聞網が伝えた。

儲さんは、「近年、モバイルバッテリーの不適切な充電による爆発が相次いでいるが、これは長時間の充電によるバッテリーのショートによって起こることだ。一般的なコンセントには自動オフの機能が備わっておらず、長時間充電するとモバイルバッテリーのバッテリー内部が高温になり、ショートを誘発し危険だ」と指摘した。

儲さんが発明したコンセントには電圧検出チップが入っており、モバイルバッテリーの充電中の電圧の変化を調べられる。バッテリーの電圧が充電終了の電圧に達すると、コンセント内のチップがリレーに高電圧を送ることで、電源オフを実現する。このコンセントは3G・4Gネットワークをサポートし、SIMカードを使用可能で、電話番号を設定できる。ユーザーは携帯電話を使いコンセントの電話番号にショートメールで指示を出すことで、コンセントの電源切替を遠隔操作できるようになる。例えばショートメールで「TURNOFF」と送ると、コンセントは内蔵されているMCU(マイクロコントローラ)でこの指令を分析し、モバイルバッテリーと電源の連結を断つ。

また儲さんはコンセントをさらに改良し、家電とコンセントを結びつけるプログラムを入力したチップを搭載し、モノのインターネットをスマートライフに応用することを検討している。ユーザーは将来的に、携帯電話を使いプログラムを入力されているコンセントにショートメールで指示を出すことで、エアコン、炊飯器、冷蔵庫などの家電の遠隔操作が可能になる。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年12月24日

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