2014年度10大科学技術革新人物の審査結果が、24日に北京で発表された。袁隆平氏ら10人が入選し、中国製スパコン「天河」の研究チームなどの3チームが、3大「科学技術革新チーム」に選ばれた。今回の審査活動は中国中央テレビ(CCTV)、中国科学院が主催し、中国科学技術部(省)、中国教育部(省)、中国工程院などが共催した。人民日報海外版が伝えた。
2014年度10大科学技術革新人物は次の通り。
大型ロボットシステム、大負荷真空用ロボットを初めて開発した、「ロボット大王」の曲道奎氏。公共クラウドコンピューティングサービスプラットフォーム「飛天」を中心になり開発した王堅氏。CRH380シリーズの高速列車、体系的な技術プラットフォームを中心になり開発した賈利民氏。羲和高精度持続測位サービスシステムを中心になり開発し、北斗システムの屋内の測位精度を1メートル以内にした鄧中亮氏。世界で初めてH7N9型鳥インフルエンザウイルスを発見した舒躍竜氏。巡航ミサイル防衛技術で新たな進展を実現した張紅文氏。スーパー稲「Y両優900」で、1ムー(約6.667アール)当たり生産量1000キロ突破を実現した、「ハイブリッド稲の父」と呼ばれる袁隆平氏。新たな人工肝臓を開発し、重症の肝炎・肝機能衰退による死亡率を引き下げた李蘭娟氏。人の女性の遺伝子地図を作成した喬傑氏。再生医学製品の開発者の戴建武氏。
また、スパコン「天河」革新チーム、月探査プロジェクト第3期再突入・帰還飛行試験チーム、海洋調査船「科学号」調査チームが、 3大「科技革新チーム」に選ばれた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月25日