2014年12月26日  
 

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専門家が2015年の中国外交の見所を語る

人民網日本語版 2014年12月26日14:25

 新年の足音が近づいてきた。「改革深化の元年」となった2014年もまもなく終わろうとしている。来年は、▽改革深化の重要な年▽法による国家統治の全面的推進の初年▽第12次五カ年計画(2011-2015)の最終年――となるが、中国の政治・経済情勢にはどのような見所が待っているのだろうか?人民網の記者はこのほど、複数の分野の専門家を取材し、中国の来年の外交のすう勢・注目ポイントについて尋ねた。

 曲星氏「世界反ファシズム戦争勝利70周年の記念活動に注目」

 新任駐ベルギー中国大使、元中国国際問題研究院院長の曲星氏は取材に答え、次のように語った。

 2015年は世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたる。中国とロシアは来年、記念活動を共同開催する。

 中露両国の首脳はこの件について、2013年10月にインドネシア・バリで行われたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で、すでに合意に達していた。両国は、「2015年は世界反ファシズム戦争勝利70周年であり、中露両国は世界の反ファシズム戦争勝利に大きな犠牲を払い、大きな貢献を果たした。歴史を心に刻み、未来に向けて進むため、双方が記念活動を開催することは、重要かつ深い意義を持つ」と表明している。

 また、国務院の李克強総理は来年、欧州で中国・EU首脳会議に出席する。2014年、欧州議会の5年に1度の選挙が行われ、新首脳陣が決定した。来年の会議は、中国・EU双方が引き続き協力を実施する上で良い機会であり、中国の外交にとって2つ目の重要な見所と言える。

 今年12月11日、中国外交部(外務省)の王毅部長(外相)は2015年度新年レセプションの式辞の中で、「新たな一年において、協議・共同建設・共有という原則にのっとり、引き続き『一ベルト、一ロード(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)』の建設を進めていく」と述べた。これは来年の中国外交の3つ目の見所となる。


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