日本が「泥棒が他人を泥棒呼ばわりする」ように、「中国が釣魚島近くで軍事基地を建設」と煽動的に報道するのは、南西諸島における自らの軍事力配備を一層強化する狙いがある。中国社会科学院日本研究所の王平研究員は「安倍政権が強化し続ける自らの防衛上の動きを支持するよう民意を誘導するには、『中国の脅威』をでっち上げ続ける以外にない。今回の南キ列島での中国の軍事基地建設を批判したのも、この目的によるものだ」と指摘した。
日本の中国侵略戦争中、南キ島は2回日本に占領され、大陸進攻の前哨となった。狂ったように中国を封じ込める米日の覇権政策の下、国家の安全のため、中国が自らの領土領海内で取るいかなる防御措置も必須なものである。もし中国が本当に南キ島に軍事施設を建設したとしても、それは中国の主権の範囲内のことであり、日本のメディアや政治屋にあれこれ騒ぐ権利はない。南京大虐殺がわれわれに与えた最大の啓示は、平和を守る能力のない民族には、平和を享受する資格がないということであるはずだ。平和を守る能力なしに平和について大口をたたくのは、中華民族に対する犯罪だ。
日本メディアは、反中宣伝がなぜ「楽しくて疲れを感じない」のか省察してみるべきだ。一体中日関係をどこへ導こうとしているのか。歴史が繰り返し証明しているように、どのような種を蒔くかによって、どのような果実がなるかが決まる。恨みの種を蒔けば、「恨みの果実」を収穫することになるだけだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年12月26日