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「世界一忙しいウェブサイト」と「1枚の切符」

人民網日本語版 2014年12月26日13:29

中国鉄道乗車券予約購入公式サイト「12306」は、「世界一忙しいウェブサイト」と人々から呼ばれている。これは、アクセス数が最も多いからではなく、数週間にわたって、春運(中国旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)期間の数億に上る乗車券を販売するという重責を担っていることによる。人民日報海外版が伝えた。

「1枚の切符」-それはおそらく、旅客が故郷に帰る切符であろう。帰省して家族や親しい人との再会を心待ちにしているあらゆる人々の「故郷への熱い想い」が、この小さな切符に凝縮されている。

〇「12306」サイト、忙しさがピークに達した2週間

クリック数は1秒あたり24万回、ピーク時のログイン数は1秒あたり3千人以上-「12306」サイトは、春節前の第一次予約・販売ピークを問題なく乗り越えた。今月7日から2週間の間に、延べ約7億人が同サイトにログイン、1億1500枚以上の乗車券を購入した。

ピークは19日だった。同日、「12306」サイトへのアクセス数は297億に達した。これは、国民1人が21回アクセスした計算になる。同日発売された乗車券956万4千枚のうち、59%がオンラインで販売された。だが、2週間のログイン人数と販売実数に基づいて計算すると、同サイトでの購入成功率は10%にも満たなかった。

例年に増して忙しかった「12306」サイトだったが、「春運切符の販売が始まると必ず麻痺する」と言われていた同サイトは、今年はピーク第一波の衝撃に耐え切った。中国鉄道科学研究院(鉄科院)電子計算技術研究所の王明哲・副研究員は、「今年は、通信上限容量を昨年比約3倍拡大し、サイトの処理能力も倍増した。これによって、ユーザがサイトをクリックした際のレスポンス時間が半分に削減、ピーク時で毎秒1千枚以上の乗車券を同時に販売できた」と分析した。

モバイルサイトの存在も、ウェブサイトにかかる負担をかなり軽減した。2週間にわたる帰省切符の購入争奪戦の中で、携帯向けアプリを通じて販売された乗車券は約1560万枚に上り、販売総数の13.6%を占めた。


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