日本人女性がパンダの明浜の誕生日を祝うため、中国・広西壮(チワン)族自治区柳州市を訪れた。柳州日報が伝えた。
横浜から来た若林律子さんは自身が撮影したジャイアントパンダの写真を見せながら、「今回の中国の旅は、最初に成都、次に柳州、最後に香港に行って東京に戻るという行程。すごく残念だったのは、パンダの明浜と一緒に誕生日を祝えなかったこと。でも、今日は写真が撮れたのですごく満足です。動物園の職員の方々には非常に感謝しています。また来ます」と語った。
若林さんは、22日、動物園のパンダ館で、職員と共に作業服を着て、ジャイアントパンダの飼育員の仕事を経験した。また、明浜にパンダの餌の「窝窝頭」(トウモロコシや雑穀で作った蒸しパン)を与え、すこし早めの誕生日を祝った。
若林さんが柳州に到着したのは21日。若林さんは、「日本には各界のパンダ好きの人々が集まって結成したパンダファンクラブがある。今回、ファンクラブを代表して柳州で暮らしているパンダの明浜を見に来た。仕事の都合で、22日の晩には柳州を発たなければならず、23日の明浜の誕生日当日に一緒に過ごすことができなかったことは残念だ」と語った。
ジャイアントパンダの明浜は2006年12月23日に日本の白浜アドベンチャーワールドで生まれ、2013年3月に柳州市にやって来た。今年の初め、一部の日本のパンダファンたちが明浜の姿を見るために柳州市に訪れ、パンダの飼育員に明浜が生まれてから成長するまでの写真をまとめたアルバムを寄贈した。
新しいパンダの飼育員と動物園の職員らは、22日、明浜のためにフルーツ、笹の葉、蜂蜜、窝窝頭を材料にした「誕生日ケーキ」を準備し、明浜の柳州での生活がより楽しいものになるようにと祈った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月29日