9日に開かれた国家科学技術奨励大会で発表された情報によると、国防科学技術大学コンピュータ学院が開発した、中国初のペタフロップス級スパコン・天河1号が、2014年度国家科技進歩賞特等賞を受賞した。光明日報が伝えた。
スパコンはハイテク技術の戦略的要衝、一国の総合的な国力の象徴とされている。2009年10月に開発された天河1号は、中国産スパコンの演算能力を100テラフロップス級からペタフロップス級に飛躍させた。中国は米国に続き、世界で2番目にペタフロップス級スパコンを独自に製造できる国になった。天河1号は世界初の「CPU+GPU」というヘテロジニアス(異種混合)構造を持ち、システムの構造、相互通信、並行操作システム、高性能マイクロプロセッサなどの複数の分野で一連の技術的難関を突破した。天河1号は、高性能・高効率・高安全性・高操作性といった特長を持つ。天河1号は開発成功後、直ちに国家スパコン天津センター、長沙センター、広州センターで試験運用を開始した。また科学実験、大型プロジェクト、産業のアップグレード、情報化建設の他に、石油開発や遺伝子など20以上の分野で活用され、大きな経済・社会的効果を得た。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月12日