クラウドコンピューティング、第13次五カ年計画が始動

中国工業・情報化部（省）ソフトウェアサービス業司長の陳偉氏はこのほど、同部のクラウドコンピューティングの第13次五カ年計画が始動したと発表した。中国の2014年クラウドコンピューティング産業の発展方針および中心的な取り組みの内容は、「リーディングカンパニーの育成、整った産業チェーンの構築」、「実力ある大型企業の合併・再編、資源の集約の奨励」、「リーディングカンパニーの産業発展への影響力の発揮、クラウドコンピューティング産業チェーンの構築」だ。

クラウドコンピューティング産業は近年、政府のさまざまな政策によって支援されている。中国は2010年にクラウドコンピューティング産業を、国家重点育成・発展の戦略的新興産業として位置付けた。中国工業・情報化部、国家発展改革委員会（発改委）などの部・委員会は、北京・上海・深セン・杭州・無錫の5都市で、クラウドコンピューティングサービスの革新・発展に向けた試行を実施することを決定した。中国のクラウドコンピューティング産業は、概念から実践に移された。発改委、中国財政部（省）、中国工業・情報化部は、クラウドコンピューティングの普及を支援する補助金の支給を決定し、総額15億元（約253億円）に達した。これらの資金は、5都市の15件のモデルプロジェクトに投じられた。2012年に「第12次五カ年計画・国家戦略的新興産業発展計画」が発表されると、モノのインターネットとクラウドコンピューティングが第12次五カ年計画の20件の重点プロジェクトの一つとなった。クラウドコンピューティング産業の規模は、急成長を実現した。

発改委、中国財政部、中国工業・情報化部などの部・委員会は2014年クラウドコンピューティングプロジェクトを推進しており、公共クラウドコンピューティングサービスプラットフォームの建設、クラウドコンピューティングプラットフォームに基づくビッグデータサービス、クラウドコンピューティングとビッグサービスのソリューションプラン・普及を重点的に支援すると表明した。（編集YF）

「人民網日本語版」2014年8月27日