サラリーマンを対象とした某オンライン調査の結果、彼らの8割以上が、「年末のストレス」を感じていることが明らかになった。回答者の約7割(68%)は、「年間の業務ノルマを100%達成できなかったと思う」と答えた。このうち、「4分の3ほど達成できた」は39%、「約半分達成できた」は21%、「半分も達成できなかった」は8%だった。一方、「予定を前倒しして100%達成できた」はわずか10%、「年間ノルマは設けられていなかった」は22%。「年末のストレスが生じる原因」について、「年間総括の提出など、やるべき事務作業が増えるため」が53%、「この1年、ほとんど進歩がなく、何の実績も出せなかったため」が42%、「年間ノルマが達成できなかったため」が約3割(28%)だった。広州日報が報じた。
グローバル経済が徐々に回復傾向に向かうなか、中国経済も、発展スピードが減速するという「新常態」の段階に入った。大きな経済的背景のもと、各業界は、発展スピードがダウンすることによる圧力に直面しており、このような情勢は、伝統型農業、製造業、サービス業など各業界に共通している。特に、金融業、貿易業、小売サービス業は、グローバル経済の一体化に伴い、より大きな影響を受けている。2014年は、中国人全員にとって、あまり良い年だったとは言えないようだ。
サラリーマン心理の専門家は、次の通り提案している。
年末の総括には、あくまでも前向きな気持ちで対処すべきだ。企業は、一般的に、従業員に発破をかける目的で、やや高めの目標やノルマを設定する。従業員がそれをクリアすれば、もちろん本人も企業側も大喜びだ。あと少しのところで目標を達成できなかったとしても、社員は、企業側が定めた目標にそれほど囚われる必要はない。ベストを尽くしたなら、それで十分だ。また、自分の周囲に信頼に足る良き友人を持つと良い。年末の総括を完成させなければならないという焦りや他のマイナス感情をその友人に打ち明ければ、適切なアドバイスや激励を彼らから得られるであろう。もちろん、心理カウンセラーのところに出向き、自分の考え、感情、感じ方などを直接話して、専門のアドバイスを受けることは、かなり有効な方法だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月19日