中国国家統計局が20日に発表した統計によると、2014年末の時点で、中国大陸部の人口13億人のうち、男性が7億79万人、女性が6億6703万人と、男性のほうが3376万人多かった。2013年の時点で、その差は3384万人だったため、わずかにその差が縮まったことになるが、男女比のアンバランスは深刻な状態が続いている。中国新聞社が報じた。
同局の統計によると、2014年末の時点で、中国の男女比率は105.06(女性100人に対して男性105.06人)。一方、新生児の男女比率は115.88(女児100人に対して男児115.88人)となっている。
中国社会科学院人口・労働経済研究所の研究員・張翼氏は、「現在、中国の出生性比のアンバランスは深刻な状態。最終的に、結婚の問題へとつながり、外見が劣っていたり、収入が少なかったり、農村地域出身であったりする男性は、結婚相手を見付けにくい状態になる」と警笛を鳴らしている。