マルコ・ミュラー氏
4月16-23日に開催される第5回北京国際映画祭では、計200-300作品がコンペティション部門のノミネート作品や特別招待作品として、北京の約30の映画館で上映される。同映画祭の組織委員会が最近発表したノミネート作品の一部のリストを見ると、昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞(パルムドール)を受賞した「冬の眠り」や、脚本賞を受賞した「リヴァイアサン」、第71回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した「実存を省みる枝の上の鳩」など、評価の高い作品のほか、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984年)や「ゴッドファーザー」(72年-)のパート1-3など、過去の名作なども含まれており、多種多様なラインナップとなっている。北京日報が報じた。
同組織委員会によると、今回の主席顧問には、ヴェネチア国際映画祭のディレクターを務めていたイタリアのマルコ・ミュラー氏が選ばれた。同氏が率いるチームは、同映画祭のノミネート作品選出顧問を務めている。中国に留学していた経験があるミュラー氏は、中国映画を好んでおり、凌子風(リン・ツーフォン)監督や田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督、陳凱歌(チェン・カイコー)監督、張芸謀(チャン・イーモウ)監督、王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督などの作品を世界で宣伝し、「中国映画を世界に宣伝した第一人者」と称されている。