第12回中国長春映画祭が8月31日夜に閉幕した。陳可辛(ピーター・チャン)監督の「中国合夥人(American dreams in China)」が、「作品賞」など5賞を受賞。注目されていた「主演男優賞」は黄曉明(ホアン・シャオミン)が、「主演女優賞」は鞏俐(コン・リー)が獲得した。中国新聞社が報じた。
中国映画の新発信地である吉林省長春市で開催される同映画祭は、1992年に創設。都市名が入った中国初の国家級映画祭で、中国の四大映画祭の1つでもある。創設以来22年間、映画2000作品以上、映画関係者約3000人が名前を刻んできた。
今回の同映画祭には、計13賞が設置。うち「主演男優賞」には、2013年に「金鶏百花映画祭」と「華表奨」で「主演男優賞」を受賞した黄曉明や今年の「香港映画金像奨」で「主演男優賞」を受賞した張家輝(ニック・チョン)、中国を代表する俳優・陳道明(チェン・ダオミン)、人気俳優・董子健(トン・ ツージエン)、今年のベルリン国際映画祭で「主演男優賞」を受賞した廖凡(リャオ・ファン)らがノミネートされ、熾烈な競争が繰り広げられた。最終的に、陳可辛(ピーター・チャン)監督の「中国合夥人」で主演を演じた黄曉明が同賞を受賞した。