北京第十二中学で3日、第15回北京青少年ロボットコンテストが開催された。ロボットの「選手」たちは2チームに分かれ、グラウンドで白熱したサッカーの試合を繰り広げた。
これらのロボット「選手」を近くで見ると、変わった様子をしていることが分かる。透明なペットボトルの「頭」を上にのせているのだ。この「頭」を甘く見てはならない。シュートが決まるかどうかは、このペットボトル内の圧力によって左右されるからだ。審判を努めたスタッフは記者に対して、「ペットボトル内の空気の圧力によって、シュートの動作の力を調節する。子供たちも空気入れを携帯している」と述べた。
サッカーの試合の他に、今年のコンテストではASCロボット能力チャレンジカップ、総合技能競技、アイデア競技などが行われた。ASCチャレンジカップでは、ロボットが万能の助手になり、「狩り」や「薪拾い」などの難しい動きを実現した。
ゲストとして招かれていた楊利偉氏(中国初の宇宙飛行士)は、「将来の宇宙事業において、ロボットは助手になるだろうか、それとも主力になるだろうか?1つだけ確かなことは、中国の未来の宇宙ステーション、ないしは世界全体の宇宙事業の発展において、スマート技術が人の代わりに多くの任務をこなすようになることだ。学生たちの設計したロボットが、いつの日か宇宙ステーションで使われることに期待する」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年2月6日