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四川省の軽食店に弟子入り、通訳付きで修業する日本人夫婦 (2)

人民網日本語版 2015年02月10日15:51

手作りの小麺を弟子2人に食べさせる王さん

■初めて小麺を食べて、複雑な味のとりこに その晩、師匠への弟子入りを決意

渡部夫婦が王さんの師匠の店に来たのはこれで3回目となる。渡部夫婦は日本では普通の会社員だったが、旅行好きな2人はこだわりの美食家だった。これまで2人は中国を訪れたことはなかった。重慶は渡部夫婦にとって初めて足を踏み入れた中国の地だった。中国を訪れた後、夫婦は四川外国語大学で中国語を学びながら、周辺を旅行した。これまでに訪れたことのある国は、ミャンマー、米国、フランスなど多くの国・地域におよぶ。だが夫婦は毎回訪れた場所で、欠かさず地元の有名な麺を食べることにしている。

先週金曜日、四川省外国語大学で中国語を勉強中の渡部夫婦は夜大学の付近を散歩していた際に、「王老頭小麺」の赤い看板に目がとまった。夫婦はすぐに試してみることにした。露店の椅子に座ったが、どこか落ち着かなかった。日本では、露店で食べる場所は少なく、これまで試したことはなかったからだ。「周囲から見られながら食べているようで、新鮮でもあり、奇妙な感じもした」と渡部さんは語る。

小麺が運ばれ、夫婦がそれを食べると、その麺の複雑な味に興味を抱いた。「これまで食べたことのある麺とは違う味がした。主にしびれる感じで、ひりひりした。でも、すごく複雑な味と香りがした」と渡部さん。食べなれた豚骨や味噌スープと比べると、新鮮な味で、とても神秘的なスープだった。

寮に戻っても、夫婦はこの小麺の味が忘れられなかった。その晩、夫婦は重慶小麺の奇妙で複雑な味がどうやって作られているかを確かめるため、この小麺店の主人に弟子入りして作り方を教えてもらうことを決めた。


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