2015年6月3日  
 

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日本人が見る北京の10年の変化

人民網日本語版 2015年02月11日08:26

2004年に東京から北京に遣って来て、はや11年。北京の10年の変化は凄まじかった。街も変化し、政治も変化し、空気も変化し、人や文化まで変化した。(文:津田量・北京第二外国語大学教員)

街並みは言うまでもない。2008年に北京オリンピックを迎えるに当たって、北京の街並みは一気に近代化した。私の大好きな古い町並み、多くの「胡同」も多くとり壊されたのは残念だった。しかし、逆に、外国人に「日本の古き良き下町や長屋がとり壊わされたのは口惜しい」と言われたと考えてみれば、プライベートもトイレもなく、夏暑く冬寒い長屋に住みたい日本人はいないのだから、しかたがない。

政治も胡錦濤から習近平にバトンタッチした。日本では、一部の人が常に中国崩壊論を唱えているが、此処十年の舵取りの難しい時期において、中国は一貫して発展してきており、地方はともあれ、国家指導者は相変わらず優秀であることは、認めざるを得ない。20年以上も迷走している国家の国民として複雑な心境である。

空気の変化は予想外であった。来ての二三年は春の名物である黄砂に悩まされた。黄砂を吸い込んだり、目に入ったりすると、アレルギー反応が出て、口や目の周りや局部が赤くなり、往生した。しかし、此処数年は、黄砂が吹かなくなって至極快適である。ただその代わりに新たな強敵が現れた。その名をPM2.5という。


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