英経済誌「エコノミスト」の調査部門のエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がこのほど発表した、2015年世界生活費調査の結果によると、シンガポールが2年連続で、世界で最も生活費の高い都市だった。また、香港が9位と、ここ約10年間で初めてトップ10入りした。中国新聞網が香港紙「明報」のサイトの報道を引用して報じた。
EIUが世界の133都市を対象に実施した同調査では、トップ5までが昨年と全く同じで、上から順にシンガポール、フランス・パリ、ノルウェー・オスロ、スイス・チューリッヒ、オーストラリア・シドニーだった。
ドル高と円安の影響で、香港が9位に入った一方、昨年6位だった東京は10位以内から姿を消した。
6-8位はオーストラリア・メルボルン、スイス・ジュネーブ、デンマーク・コペンハーゲン。香港と韓国・ソウルが同率9位だった。
反対に生活費が最も安い世界の都市では、パキスタン・カラチとインド・バンガロールが同率1位、ベネズエラ・カラカスとインド・ムンバイが同率2位に。以下、インド・チェンナイが3位、インド・ニューデリーが4位、イラン・テヘランとシリア・ダマスカスが同率5位、ネパール・カトマンズが6位、アルジェリア・アルジェが7位だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月4日