2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

「歴史不安障害」を患った安倍氏

人民網日本語版 2015年03月19日15:51

 日本の安倍晋三首相は「歴史不安障害」を患ったようだ。歴史問題を持ち出されるや焦り、敏感になり、驚愕、回避、否定し、しらを切り、頑なになり、不安になる。誰の話も聞く耳を持たず、誰が忠告しても効果がないようだ。(葉小文・本紙特約論説員,第5期新中日友好21世紀委員会中国側委員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 国連の潘基文事務総長は16日に東京で演説した際「われわれは真の和解、協調、平和、繁栄を実現するために基礎を固めなければならない。こうした中、私は地域各国の指導者に対して、歴史を銘記し、未来に向かうよう促す」と述べた。だが忠告も促しも、安倍氏は聞き入れない。続く演説で潘氏を前に「過去の戦争について非常に悔しい」と一言言わざるを得なかったが、悔しいとは何だ?日本が他のアジア諸国に与えた損害を指すのか?通り一遍の言葉では意味が明らかでない。続いて安倍氏はすぐに「平和を愛する国としての日本の貢献」に話題を転じた。

 ドイツのメルケル首相は訪日当日の9日、第2次大戦後にドイツが被侵略国と和解を実現したやり方に触れ、戦争の歴史と誠実に向き合うよう日本に促した。安倍氏がどうしてこれを受け入れるだろうか?安倍氏は引き続き話題をそらしてはぐらかした。

 中国の李克強総理は15日、歴史問題に関する日本人記者の質問に「このように重要な時である今年は、中日関係にとって検証でもあり、チャンスでもある。もし日本の指導者が歴史を直視し、一貫性を保って、中日関係を改善・発展させれば新たなきっかけとなる」と語った。安倍氏はやはり聞き入れなかった。「『検証』だろう、私は取り合わない。『チャンス』か、私と何の関係がある!」と言わんばかりだ。

 誰の話も聞く耳を持たないようだが、自国である日本の元首相の話はどうしても聞くべきだろう。「村山談話」は「わが国は(中略)植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします」と明確に表明した。朝日新聞の16日付インタビュー記事で村山氏は「安倍首相は未来志向を強調するが、過去と未来は切り離せない。日本のアジアに対する植民地支配と侵略は歴史の事実であり、過去の反省を踏まえて未来を展望することが大切だ」と述べた。心を込めて説いても、聞く方はどこ吹く風だ。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

城戸圭子   2015-03-2058.106.7.*
敗戦で重要な資料は全部焼き払い、戦後一貫して主張し経済を武器にして来た。近隣をバカにしてアメリカにへつらって来た。道を間違って今更変えることはできない。今は金魚の糞になってしまった。