日本の薬局に掲げられた中国人消費者歓迎の横断幕。
桜の季節が再び巡ってきた。多くの地方で訪日観光ツアーの予約で一杯となっている。中国人観光客は桜の花を見るだけでなく、当然のことながら引き続き争うようにして買い物をしてしまう。ある日本のコンサルティング会社によると、中国人の買い物で一番人気なのは炊飯器でも温水洗浄便座でもなく、様々な薬品だという。参考消息報が伝えた。
▼中国人に人気の日本の薬 人気の秘訣は「人にやさしい」
中国のインターネットでは「日本で買うべき12種類の神の薬」というリストが話題を集めている。目薬や絆創膏といったこれら薬品の種類や用途を見ると、いずれも薬品界の「一般品」で、どこの家庭の薬箱にもあるような商品だ。
日本の薬をよく購入するというある母親は、ある子ども用風邪薬について、「一番重要なのは、子どもにとって薬を飲むことが、泣くのを宥めながら飲むのではなく、楽しいことになる点だ」とした。当該の咳止めシロップにはイチゴや桃といった様々な味付けがされており、パッケージも可愛らしいアニメの「アンパンマン」のデザインで、子どもも嫌がらない。また親にとってもこの薬は使いやすい。4種類の目盛りのついたカップが付属しているし、キャップは特別の設計で子どもが勝手に開けることができないようになっている。