インド洋に浮かぶ「地球最後の楽園」モルディブは、美しい砂浜、ターコイズブルーの美しい海などが有名で、中国でも人気の旅行先となっている。しかし、そんな「楽園」で最近、中国人観光客が溺死するという悲劇が起きてしまった。中国広播網が報じた。
モルディブメディアの8日の報道によると、溺死したのは女性2人。姉妹という。事故が起きたのは南マーレ環礁近くのリゾート地で、事故発生後、在モルディブ中国大使館領事部が処理に当たっている。
10日午後、取材に応じた同大使館の郭・領事は、「女性2人は今月初め、旅行社を通してではなく、自由旅行でモルティブを旅行。グリ島に泊まり、6日に現地の島に行くツアーを申し込んだ。同日午後、シュノーケリングをしていた時に、事故が起き、2人とも溺れて亡くなった。この事故は悪天候と関係があった可能性がある」としている。
現地住民によると、当時二人は海で泳いでおり、1人が大きな波に流され、助けようとしたもう1人も共に溺れて亡くなったという。
郭領事によると、モルディブでは毎年、中国人観光客が10人以上、事故などで亡くなっている。今年の事故は今回で2件目という。
中国国際旅行社海島度假処の王宇さんは、「海に入るときは、必ず救命胴衣を着用しなければならない。そして、なるべく専門のコーチなどと共に行動をし、1人で行動しないようにしなければならない。また、モルディブの海には、毒を持つサンゴや魚もいるため、軽率に触ったり食べたりしてはいけない。その他、旅行前に傷害保険などに加入するほか、(何か問題が発生した場合)帰国後保険会社に保険金を請求できるように、領収書や診断証明などを保管しておかなければならない」と注意を呼び掛けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月11日