2015年6月3日  
 

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一般人から皇太子まで 日本人はなぜ走るのが好きなのか? (3)

人民網日本語版 2015年03月24日11:34

■毎年1000以上の大会 校内マラソンの対抗戦

ランニングに夢中になる日本人の数が増えるにつれ、日本の学校では長距離走が最も普及するスポーツ競技となった。子供は幼稚園から持久走大会に参加し、小学校1、2年生から体育の授業で2000メートル走が始まる。

長距離走は味気ない競技ではあるが、優れた長距離走選手は日本の学校では絶対的な人気者だ。日本で有名な「箱根駅伝」は、こういった学校で培われた長距離走文化の結晶ともいえる。「箱根駅伝」と呼ばれる「東京箱根間往復大学駅伝競走」は、東京から箱根までの往復217.1キロをたすきリレーでつなぐ大会で、毎年正月三が日に2日間にわたって行われる。参加者は全員が大学生だ。大会に賞金などはなく、各ランナーは自分と学校の名誉のために全力を尽くす。日本で有名なマラソンをテーマにした映画「風が強く吹いている」はこの箱根駅伝を描いたものだ。単なる大学対抗の長距離走大会である駅伝が、日本では紅白歌合戦に迫るような高い視聴率を誇っているなんて中国人には想像できないだろう。データによると、駅伝の視聴率は毎年20%以上に達しており、これは中国の国民的年越し番組「春晩」にも匹敵するほどだ。

日本で有名な元マラソン選手の高橋尚子はかつて明かしたことによると、「箱根駅伝」のような大学対抗の長距離走大会は日本で毎年1600回以上行われているという。


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