日本人はいったいどのぐらい走ることが好きなのか?人気作家・村上春樹のエッセイ集「走ることについて語るときに僕の語ること」を読まなくても、4月8日に開業する成田空港「第3旅客ターミナル」に行く機会があればおのずとわかるだろう。ランニング好きの日本人は第3旅客ターミナルの通路に陸上競技場のような青いゴムチップの床に白線で仕切ったレーンの床面表示を取り入れているのだ。東方早報が伝えた。
日本のメディアによると、この陸上トラック式の床面表示は第3ターミナルの入り口から国際線の搭乗ゲートまでの約500メートルに及び、搭乗者が迷子にならないように、搭乗口まで誘導するのが目的だという。
成田国際空港LCC専用ターミナルビル供用準備室の仲田雄一マネージャーは、「遅刻してしまった旅客が搭乗口まで走るのに便利」と笑顔で冗談を語った。また、成田国際空港の職員は、「搭乗ロビーではやることがなく、たいくつしている人が大勢いる。この陸上トラック式レーンがあれば、走ることが好きな人がここで身体を動かすこともできる。冷たいイメージだった空港が親しみやすくなる」と説明した。