■一般の人から皇太子までランニング好き
このように多くの大会が開催されることも、まさに日本人のランニングへの傾倒ぶりを表している。日本国内で開催されるマラソン大会以外に、海外のマラソン大会に参加する人も少なくない。たとえば、上海マラソンやハワイのホノルルマラソンでは、外国籍参加者の中では日本人の数が最も多い。
毎日、皇居の外周を走るランニング愛好者は4、5千人を超えているほか、東京マラソン大会を見たり、応援したりする人々は116万人以上にも達している。
一般の人だけでなく、皇太子もランニング愛好者だ。55歳の皇太子は毎月100キロ以上を走り、フルマラソンを4時間30分以内で走る実力があると報道されたことがある。
日本人が走ることが好きな要因について、シンガポール華字紙「聯合早報」の日本人評論家・橋本隆則氏は、「あきらめずに目標に向けて走り続ける精神は、我々の精神だ」として、「耐えて、耐えて、耐えて、がんばって、がんばってさらにがんばる。これが長距離走競技の特徴であり、まさに日本人の特徴でもある」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月24日